松若の貝パールは池や湖など淡水に棲息するイケチョウ貝(池蝶貝)を材料としています。充分な厚みがあって色もきれいなイケチョウ貝は貝パールの原玉に適し、天然素材のなめらかでナチュラルな質感が多くの女性たちに愛されています。
明治20年(1887年)、初代松若貞蔵が和泉の地で硝子細貨の製造を手がけたのが松若硝子真珠工業所の始まりです。明治30年には色硝子玉「泉玉」を開発し、以来世紀を超えて確かな技能を現在に継承しています。
和泉の人造真珠は「泉州玉」と呼ばれる硝子玉の製造に始まります。明治初期、和泉国では硝子玉を使った神仏用の念珠、簾、かんざしがつくられ、その製品は大阪の天満から淀川上がりの川舟によって伏見の浜を経由、京都の仏具問屋に送られていました。
松若が和泉の主要地場産業である人造真珠硝子細貨の製造を開始してから130年余り。私たちは創業以来培ってきた硝子玉と人造真珠を主軸に、あらゆる素材を取り入れてファッションアクセサリーの可能性を追求しています。