GLASS BEADS OF MATSUWAKA

松若の硝子玉

多彩な表情を魅せる松若の硝子玉

明治20年(1887年)、初代松若貞蔵が和泉の地で硝子細貨の製造を手がけたのが松若硝子真珠工業所の始まりです。明治30年には色硝子玉「泉玉」を開発し、以来世紀を超えて確かな技能を現在に継承しています。当社では和泉市の硝子の特徴である軟質硝子2種類(鉛入りと鉛なし)を使用し、熟練の職人が研ぎ澄まされた指先の感覚を頼りに一つひとつ丹念に手づくりしています。この結果、二つとして同じものはなく、形、大きさ、デザインのすべてにオリジナリティーが宿っています。ハンドメイドならではのアンティークなぬくもりと多彩な表情が松若の硝子玉の魅力。当社のルーツである大切なアイテムです。

時を惜しまない、丹念なバーナーワーク

和泉の地場産業として発展してきた硝子細工。親から子へ、子から孫へと技能が受け継がれ、お家芸ともいうべき高い技能を持った職人が活躍しています。硝子細工は明治時代、ランプワークという技法で神山喜代松(かみやまきよまつ)という職人が硝子の色玉を手がけたのが始まり。その技法は今も変わらず、手先の器用さが問われる緻密な作業は和泉職人の聖域といえるでしょう。硝子玉をつくるにはまず、バーナーの火で溶かしたガラス棒から硝子の滴を鉄の棒に受け取ります。続いて鉄の棒をゆっくりと回転させ均整な球状に巻き上げます。直径4mm~12mmの大きさにそろえると同時に、銀紙や硝子粉を使って色彩や模様をあしらい、表情豊かに仕上げます。松若の硝子玉はまさに手と時間の産物。時を惜しまず、技を注ぎ込むことで、ハンドメイドならではあたたかさが生まれます。

一つひとつが渾身の作品。単体の美から集合の美へ

松若の硝子玉は形も大きさもさまざまで、その一つひとつに作り手のこだわりが息づいています。銀紙を中にしのばせて輝きを増した「ほたる硝子」、繊細な模様が小宇宙を形成する「とんぼ玉」、硝子玉にパールを塗装した「パール硝子」など、卓越した技巧が光る美の世界。複数のパーツを自在に組み合わせたコンビネーションにもぜひ、ご注目ください。

ご要望に応じて、あらゆるアクセサリーをご提供します

パーツ単位でお届けするほか、当社ではお客様のご要望に応じてさまざまなパーツをバランスよくコーディネートした各種アクセサリーをご用意しています。中でもネックレス、イヤリング、ブレスレット、ブローチといった女性の装いに華やぎを添えるアクセサリーを得意とし、ご予算に合わせてフォーマル、カジュアルともに承っております。少ロットでのご注文、ブランディング目的のOEMなど、どんなことでもお気軽にご相談ください。